アンジェルマン症候群のPET研究にご参加、ご協力をお願いします!

 現在、横浜市立大学でアンジェルマン症候群の研究を行っています。この研究に、20歳以上のアンジェルマン症候群の患者10名の協力が必要ということです。アンジェルマン症候群のメカニズム解明により、より迅速な治療法に繋がる可能性がありますので、皆さま方のご理解とご協力を是非ともお願い申し上げます。以下、担当の横浜市立大学附属病院麻酔科 宮﨑 智之先生からこの研究についての詳細をご説明頂きましたので、お読み下さい。

横浜市立大学ではアンジェルマン症候群の新たな治療法開発を目指し、病気の原因を解明するための研究を計画しています。
この研究にご協力いただける患者様およびご家族の方(10名)を募集しております。

●研究の背景
脳の中には興奮性の情報を伝えるアンパ受容体と抑制性の情報を伝えるギャバ受容体という2つの受容体があります。アンジェルマン症候群の患者さんではこの2つの受容体のバランスが崩れている可能性があり、それが病気の原因となっているかもしれません。横浜市立大学ではこの2つの受容体の量を患者さんの脳の中で測定できるPET検査方法を開発しました。この研究で2つの受容体のバランスが崩れていることが分かれば、この受容体をターゲットにした新たな治療法開発に繋がると期待されています。

●研究の内容・スケジュール
参加期間は最長1年間で、検査はすべて横浜市立大学附属病院で行います。
診察、PET検査(2回)、脳波検査(1回)、MRI検査(1回)、採血(1回)等を行います。
PET検査、MRI検査の際には、麻酔をかけて鎮静してから実施します。また、脳波検査もその際に同時に実施します。なお、PET検査等の実施については、1泊2日の入院(ご家族同伴)もしくは近隣のホテルにご宿泊いただき連続した2日間で実施する方法、もしくは2回を分けて通院して頂く方法があります。なお交通費や入院費(宿泊費)は横浜市立大学が負担いたします。

研究内容の詳細、スケジュールの詳細、研究参加による利益/不利益などは、開始前に横浜市立大学附属病院で説明いたしますが、来院前に事前に電話やメールでお問い合わせ頂くことも可能ですので、ご興味のある方はエンジェルの会事務局(toiawase@angel-no-kai.com)にお気軽にご相談ください。
なお、ご協力いただける場合は、現在通院されている病院の先生に、これまでの診療情報について確認させていただきます。

横浜市立大学附属病院
麻酔科 宮﨑 智之

★事務局より

事務局への連絡は10月20日までにお願いします。その後、連絡を頂いた方にzoomで説明会を開催したのち、事務局まで正式に申し込みをお願いします。その際は、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、お子様の名前、生年月日の記載をお願いします。