みなさんはABA(応用行動分析学)をご存知ですか?
ABAとは、近年北米などで盛んになっている発達障害児の療育法です
動物や人間の行動や学習の起こり方を科学的に分析することを目的として1930年代に始まった比較的新しい科学分野である「行動分析学」の成果を、発達障害児の療育やその他社会(介護や医療、ビジネス、スポーツ、家庭など)の様々な課題に応用するのが「応用行動分析(Applied Behavior Analysis)」すなわちABAです(つみきの会HPより)。例えば5歳の子供がいるとします。冷蔵庫の前で決まって叫びながらジュースをねだります。一体なぜこの子はジュースをねだるのに叫ぶのか、ABAではその原因探しから始まります。
のどが渇いている、つまり要求が理由で叫ぶ場合、一例として次の療育方法を行います。
子供が冷蔵庫の前まで行った時、叫ぼうとする直前で「のどが渇いた」「ジュース」と言ってこちらから優しく話しかけるのです。そして、そのすぐあとにジュースを渡してあげます。
今まで、叫ぶというコミュニケーション方法を取っていた子供は、叫ばなくてもジュースがもらえる、ということを学習します。さらに学習を徐々にステップアップさせていき、最終的に子供が自ら「ジュース」という意思を発して、ジュースがもらえるまで成長させていきます。もちろん、ジェスチャーを教えたり、iPad専用アプリを使ったりして、言語を使わない別のコミュニケーション方法も一緒に学習させていきます。
このように、「叫ぶ」という行動ひとつとってみても、その背景にあるものは、子供によってさまざまです。なんらかの要求があるのか、お母さんの関心を引きたいのか、伝えたいのに言語でうまく表せないのか。それとももっと別の原因からなのか。ABAを用いることで、その行動を起こす原因が何なのか、そしてどのような療育をとればいいのかが見えてきます
(チルドレン・センターHPより)。
問題行動にどう対処したらいいのか、毎回交流会では話がつきません。以前からABAが私たちの子どもの問題行動にも有効なのではないか、という思いから勉強会を開催したいと考えておりました。つてというつてを辿って、この度「NPO法人つみきの会」の代表藤坂さんに講師依頼をして快諾いただきました。この機会に一緒に学びませんか?ぜひ療育仲間もお誘いください。今回は交流会がないため、お一人さまでの参加もお気軽にお待ちしております。
藤坂龍司先生…藤坂氏は、ご自身のお子さんが自閉症の診断を受けたことをきっかけに、
独学でABAに基づく早期集中療育を家庭で実施し、その体験を多くの保護者に伝えて
いこうと「つみきの会」を設立されました。
つみきの会は、ABAセラピーを自ら家庭で実施する親の会として活動し、全国の会員数は現在1400~1500人にのぼります。会員である保護者の多くが自ら家庭療育を行い、会もそのためのテキスト販売や定例会、セラピスト派遣などのサポートを行っています
(Hutte HPより)。
【日時】2018年11月25日(日曜日) 13時30分~16時30分
【場所】ドーンセンター(大阪府立男女共同参画・青少年センター) 5F特別会議室
大阪市中央区大手前1-3-49
【内容】受付開始 13時〜
※13:30以降の参加は講演終了後に受付させていただきます
講演&質疑応答 13時半〜16時半
講師:「NPO法人つみきの会」代表 藤坂龍司先生
【参加費】一家族1,000円 非会員2,000円
【定員】100名
【申込先】
toiawase@angel-no-kai.com
下記必要事項を記載の上、メールにてお申し込みください。
申し込みを受付した旨の返信を1週間以内に致します。返信がない場合にばご連絡ください。
≪参加申込要項≫
①参加される方のお名前と年齢 全員分(行事保険をかけるため必要です)
➁ご連絡先(当日連絡がつく携帯番号)
★申し込み締切 11月10日(金)
★駐車場について
ビルに立体駐車場があります(収容台数92台)。
手帳をお持ちの方は、センター利用時間内に限り駐車場料金が全額免除となります。 入庫時と出庫時に、ご本人様または介助者様(ご本人様お立会いの場合に限る)により、
駐車場係員に手帳をご提示ください。 また、入庫後、駐車券を2階総合受付窓口にお持ちください。
※制限:車高1.55m・車幅1.80m・車長5.30m
★アクセス
車、電車など。詳しくは、ドーンセンターのホームページをご覧ください