関西ブロック交流会のご報告

2016年2月20日、アミティ舞洲にて関西ブロック交流会を開催しました。雨
23家族64人が集まり盛況でした。

午前中は交流会で、各家族より自己紹介と近況報告。また聞きたいこと、話し合いたいことなどを出し合いました。就学を控えた子の親御さんからは地域の学校に行くべきか、支援学校に行くべきかの悩みが寄せられ、それぞれ就学にまつわり経験したこと、感じたことなどを話し合いました。学校・教育委員会の対応に地域差があること、地域との関わり、学校の対応で子供の様子がいかに変わるかなど、深い話になりました。そのほかにも「子どもがあかんことしたときにみんな、どうやって怒っているか」「トイレのサインは?」「歯磨きどうしているか」「コミュニケーションは?」…些細なことだけど大事で、知りたいことが色々出てきます。時間の都合で話し切れなかったテーマもありました。

午後からは兵庫で幅広く障害者支援の活動をされている栗山和久さん(障害者生活支援センター「遊び雲」職員)に講演をして頂きました。ご自身が障害者と出会い、そこから学んだことなどを非常に面白くお話頂きました。重度の障害を持ちながら親元を離れ自立した生活を送る人々のエピソード、数多くのヘルパーさんを使っての一人暮らしやグループホーム/シェアハウスなど地域で障害者が暮らしていくための取り組みは、夢物語ではなく実際に今行われているもので、信頼できる支援者がいれば我が子たちでも可能なのではないかと少しでも思えたことは大きな収穫でした。また、障害者の支援はあくまで本人中心であるべきこと―ASのように意思表示が難しい障害者においても、当の本人がどのような生活を望むのかを中心に支援することが大切だ、とおっしゃいました。

質疑応答では大人になったAS児たちが親元を離れてどのように暮らして行けるのか、疑問や悩みが寄せられました。今は親が元気でもいずれ出てくる大問題。地域格差や行政のあり方に大きな課題が残っていながらも、子どもたちの将来について可能性を感じながら考えることができたひとときであったように思いました。ぴかぴか (新しい)
関西交流会2.20,2016-2関西交流会2・20.2016